今年、仲見世バルバロスがヂスフィーレで描くのは、
世界へサンバを広げるきっかけを作ってきた
一人の素晴らしいアーティスト、パウリーニョ・ダ・ヴィオラと
彼の見てきたブラジルの景色。

世界中に「ブラジルの国民的文化はサンバ」と
認識されている現在ですが、意外にもその歴史は浅く、
驚くべき発展を遂げたのはわずか50〜60年の間と言われています。
その中でいかにサンバが愛され、世界に広がってきたかを表現します。

この夏、私たちと「サンバでつながる」仲間を大募集します!
沿道からでは見られない景色を、体験しに来ませんか?

Synopsis

サンバの国ブラジル ~パウリーニョ・ダ・ヴィオラの軌跡~

ここはブラジル、サンバが生まれた国。
長い歴史の中で、多数の民族や文化が融合。
悲しみ・喜び・愛・友情・信念。。。
それら全ての感情をリズムに乗せて爆発させる。
サンバカーニバルは世界中を魅了する。

1942 年11 月2 日、Paulo César Batista de Faria(本名)は
リオデジャネイロで生まれた。
Paulo少年は音楽の才能に恵まれ、
マランドロの集まるラパで若くして名声を集めていく。
偉大なサンビスタの集まるジカルトーラでのセッションの日々。
Viola(ギター)の腕前がずば抜けていたため、
「Paulinho da Viola」の名前を授かる。

Paulinho はエンヘードも作曲した。
「サルジェント・ミリシアスの思い出」は
POLTERAを1966 年リオデジャネイロサンバカーニバルの
覇者に導いた。
その後のカーニバルの発展の予感と共に。

彼の大きな偉業といえば、これを話さない訳にはいかない。
偉大なサンビスタとのセッションを重ねるなかで、
彼らが歌う素晴らしい曲をレコードに残そう
というアイディアを思いついたのだ。
レコードにより人々は、過去の名曲を再発見することになり、
サンバの裾野はブラジルを超えて大きく広がった。

彼自身もオリジナルのレコードを次々にリリースしていった。
1975 年にはドラマの主題歌となった「Pecado Capital」も作曲。
乗客の忘れ物をきっかけに事件に巻き込まれていく
タクシードライバーが主人公のドラマは大ヒット。
ブラジル国内での彼の知名度は益々高くなっていった。

地域・年齢・性別を超えて愛され、歌い継がれる
彼の曲の数々はパゴージでの定番だ。
サンバは世界中に広まり、リオのカーニバルも益々盛況になった。
その流れを作った功績を称えられたかのように
リオ・オリンピックでは国歌を斉唱した。
世界は彼の歌声に魅了された。


今やサンバの熱気はサプカイから地球の裏側にも伝わっている。
そう、ここ浅草にも。
これまで36 回も続けてこれたのは、サンバに奥深い魅力があるからだ。
これは、仲見世バルバロスの37 回目のジスフィーレ。
サンバを日本で継承してきたサンビスタ達に、
サンバをより広く伝えたパウリーニョに、
サンバを育んだブラジルに感謝を込めて…

エンヘード・歌詞

「歌詞・日本語訳.pdf」

O azul e branco traz sua homenagem ao Brasil, o País do samba! Revivendo a trajetória de Paulinho da Viola!

⻘⽩のバンデイラがサンバの国、ブラジルへの敬意を運ぶ 〜パウリーニョ・ダ・ヴィオラの軌跡を辿って〜

O azul e branco traz a mensagem
Minha viola chama, pede passagem
Bárbaros entrega pro céu
homenagem ao samba do Brasil

O tempo é hoje, vamos contar uma história
Esse desfile revive a trajetória
do sambista, Paulinho da Viola
Sua voz, cheia de carinho
Entre nós, cheiro de um chorinho
Os versos emolduraram o povo do brasil
Nessa esquina "rosa de ouro" se abriu

Vem pra roda de samba
Tem cavaco emprestado
Não faltam pandeiro e tamborim
Na rua cantando, não vive o passado
Mas,o passado vive em mim

Agora, o samba atravessa o oceano
Com as ondas da noite, nos trouxe poesia
Neste outro lado do mundo
A gente sambando, há todos os anos
Como as estórias que alguém contaria

E,o quatorze-bis
Sobrevoou aos arcos da cidade atual
O sambista sem igual
com a pureza do amor
Com seu "pinho" cantou
o Hino Nacional
No mundo,do outro lado,esse rio já passou
No mundo inteiro, o rio já passou

⻘と⽩の旗の⾊がメッセージを運ぶ
僕のギターが導いてる。通しておくれ!
バルバロスは空へ返す
ブラジルのサンバへの敬意を

その時は今だ。物語を語ろう
このパレードは⾜跡を辿る
サンビスタ、パウリーニョダヴィオラの!
その歌声は優しさに満ちている
私達の間に、かすかにショーロの感覚が⼊ってくる
その詩句はブラジルの⼈々をまるで写真や絵画のように額にとらえた
その街⾓で⾦のバラが⼀つ咲いた

ホーダヂサンバにおいで!
借りたカヴァコがある
パンデイロとタンボリンは⽋かしていないよ
路地は歌っている、過去を生きてる訳じゃない
そう、過去は⾃分の中に⽣きている

今、サンバは海を越えて
夜の雰囲気と伴い、私達に詩情を届けた
この地球の裏側で
私達はサンバをしている‥⼀年中
誰かが空想で語った物語のように

そして、14ビスが
現代の都市のアーチの上を⾶んだ
⽐肩する者の居ないサンビスタ
愛の純粋さを持った
彼のギターと共に
国家を歌った

世界の、反対側まで、すでにこの川が流れた
世界中に、すでに川が流れた

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