2008年9月3日

リーダーへ そしてみんなへ

8月30日、土曜日、浅草サンバカーニバルが開催された。
今年で28回を迎えるこのお祭りは浅草の雷門前の通りを通行止めにして、全国各地から集まったサンバチーム達がパレードするといったお祭り。意外と知られていないのが、このカーニバルがチーム対抗のコンテストであること。優勝賞金200万円!各チーム優勝目指して頑張っている。

わたしはサンバを始めて今年でカーニバル7回目を迎えるが、個人的に優勝にはあまり興味がなく、優勝に拘る意味を見いだせずに今までカーニバルに参加してきていた。

しかし、今年はリーダーのために優勝したかった。
そして、そんな思いが交差するチームみんなのためにも。

カーニバル当日、天候は最悪のコンディションだった。こんな日に何で!!と神様を恨んだ。後に分かったことだが19年振りの大雨だったらしい。私達チームの出番が近づいくると雨は小雨になり、パレードがスタートした。
パレードコースは浅草松屋の前をスタートし、吾妻橋交差点を右に曲がり雷門前を通過し国際通り手前までとなるので、リオのサンバカーニバル(約530m)とほぼ同じ距離になるのかな?やはり見せ場は吾妻橋交差点を曲がった後の雷門前400mの直線。

わたしは過去5回パレードに参加しているが、こんな気持ちの良いパレードは初めてだった。一人一人の思いが放射して融合してチーム全体がみんなの思いに包まれていた。この空間はたまらなく心地よく泣きそうになった。

空を見上げるとリーダーは満足げに微笑んでいた。


リーダーは今年でカーニバル28回を迎えた。


去年果たせなかった優勝
我らが父にプレゼントできてよかった。

ton