2023年9月18日

浅草サンバカーニバル! 2023年9月17日

仲見世バルバロスは今年、バルバロス創立40周年の節目の年であった2020年に製作した、バルバロスの歴史を謳うサンバエンヘード「BÁRBAROS 40 Anos ~Gratidão E Reconhecimento Ao LEADER E MORO-SAN~」でカーニバルに臨みました。

現役メンバーはモチロン、これまでバルバロスを育て繋いでくださった先輩方、サンバから一旦離れていた古くからの仲間たち、受験や転勤などなかなか練習会に来られなかったメンバーも、みんな一緒にパレードできました。

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さかのぼること42年前、1980年に浅草サンバカーニバルのプレイベントが開催されることが決まって出場チームの募集が始まる中、地元仲見世商店街からもチームを出そうじゃないか、とお声がかかったのが、三社祭などで仲見世の神輿を担いでいた『祭好會』の高橋重雄と諸橋稔でした。

仲見世バルバロス創設者のひとりである諸橋稔は、1980年代にたびたび渡伯して、日本では当時まだ珍しかったサンバ楽器を購入するためにサンパウロの楽器メーカーContemporâneaに足繁く通っていたそうです。
Contemporâneaを訪れる日本人もまだまだ少なく、髭を蓄えた豪快な風貌と人懐こい笑顔の諸橋は、デザイナーでもあり手先が器用で、紙切りでコンテンポラーニャの先代社長や社員の皆さんのお顔を作ったり一緒に食事したりして親交を深めていきました。

そのころ日本は浅草サンバカーニバルが始まったばかりで本場の正しい知識を吸収する手段も少なく、諸橋が持ち帰った楽器や現地での話は、当時の仲見世バルバロスの貴重な情報源でした。

今年の打楽器隊の衣装は、そんな、Contemporâneaと今年5月に永眠した諸橋稔の友情のエピソードにオマージュしたものなんです。

そしてリーダーとモロさんもスルドやタンボリン、カイシャのヘッドとなって雷門を一緒にパレードしました! ありがとうございました!

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