2009年2月26日

コーヒーについて

 ブラジルといえば、サンバの他にコーヒーの産地としても有名です。半年ぐらい前に、某缶コーヒーメーカーの工場見学で得た知識を元に、素人ではありますがちょっとしたコーヒーの紹介をしようと思います。

 コーヒーの元になるコーヒー豆は、コーヒーノキから採れます。主に赤道近くの国々で生産されることもあり、それらの国々を結ぶラインを「コーヒーベルト」と呼んでいます。全世界のコーヒー豆の生産量は約7,418万t(2006年)ですが、ブラジルでは、その内の約36%にあたる2,688万tを生産しているコーヒー大国です。

 豆を精製する方法には乾式(乾燥式)と湿式(水洗い式)の2種類がありますが、その国の水資源が豊かかどうかで使う手法が違うそうです。実際両方で精製された豆を見比べると、乾式は豆の溝には白いものが付いているのに対し、湿式では豆に溝に白いものが付いていないので、一目で区別がつきます。ブラジルはというと、水資源が豊富そうに見えますが、乾式を使っているそうです。ただ、湿式で精製した豆の方が高く売れるので、徐々にブラジルでも湿式が増えつつあります。

 次に、僕らでも普段からよく耳にする「焙煎」という工程ですが、熱を加えてコーヒーの香りとうまみを出します。面白いのが、同じ豆でも、焙煎をして数ヶ月経った豆をコーヒーにしたものと、焙煎をして数日経った豆をコーヒーにしたものを飲み比べると、焙煎をして数日経った豆を使ったコーヒーの方が、圧倒的に美味しいのです。コーヒーを飲むなら、なるべく焙煎後日が短いものを選ぶのがです。

 工場見学の話に戻りますが、僕が行った工場では、焙煎された豆からコーヒーを抽出して缶に詰める工程を行っていました。この工程が、恐ろしく暑い環境で行われていて、じっとしているのに汗が止まりません。担当者も「ここでいると、太る暇がありません。」と笑いながら言ってたのが冗談に聞こえないほどです。今年の目標が「10㎏減量」と大きく出てしまった僕は、明日から転職して、ここで使ってもらおうかな?と本気で思ったほどでした。

by よ