2007年7月24日

楽器のチューニング


いよいよ浅草サンバカーニバルまであと1ヶ月。本番に向けて歌・ダンス・演奏の練習もラストスパートとなってきました。

そんななか、バテリア(打楽器隊)の各メンバーには、「楽器をしっかりチューニングしとけよ~☆」という指令が飛んでいます。

私の担当は「カイシャ」。写真のようにスネアドラムのような形をしており、演奏中はずっと細かいビートを刻んでいます。サンバの打楽器はどれも音がでかいので、皮をパンパンに張って、カン高く張りのある音を出さないと埋もれてしまいます。それじゃせっかくサンバをやっているのに目立てない~!不本意~!

・・・というわけでしっかりチューニング。楽器店でカイシャを買うと、小さなチューニングキーが付属してきます。まぁ、ふつうならこれで間に合うのですが、そこはブラジル楽器、一筋縄ではいきません。

「あ、合わない・・・」そう、ブラジル楽器に時々あるのですが、金具の工作精度が低いため、チューニングキーがきちんとボルトに合わないことがあるのです。しかも、ベテランの方々に聞くとそう珍しいことではないらしい。。。

キーコキーコとチューニングキーを回してもむなしく空回り。全然皮が張れません。うーむ。何のためのチューニングキーなのだ。ただの飾りか!?

文句を言おうにも相手はブラジルの楽器メーカー。電話で文句を言おうたって、電話代のほうが高くつく(そもそもポルトガル語で抗議なんて・・・出来るわけがないし^_^;)。

回らないものはしょーがない。さっそく近所のDIY店へ。工具売り場でソケットレンチを購入、2080円ナリ。むむ、手にずっしりとくる重さがいい。これは役に立ちそうだ。。

自転車をキーコキーコとこぐ足取りも軽く、いそいそと帰宅して回してみると、「おぉっ!これは凄い!」じつに軽やかに気持ちよ~くボルトが回ります。皮の張り具合も思い通り、パンパンに張るのもちょっと緩めるのも楽勝です。さすがはmade in Japan!(当たり前か・・)

ちょっとした道具でチューニングがとっても楽しくなりました。さぁて、次回の練習にはこのソケットレンチを持参して、「へへ~君たち、まだそんなチューニングキーでがんばってるの?これからはこいつの時代だよ」と自慢しようかな???


by NORI