2008年9月3日

バイアーナ

 日本最大のサンバの祭典、浅草サンバカーニバル
 いまや夏のハイシーズンには、全国でサンバイベントが行われています。その中でも浅草サンバカーニバルS1リーグは、ダンサやバテリア(打楽器隊)がパレードするだけでなく、様々な点で本場リオ・デ・ジャネイロに倣ったカーニバル。サンバというと、羽根を背負い、露出度高めの衣装をつけた女性ダンサーを思い浮かべてしまいがち。でも、それだけではないの。その他さまざまの重要な要素が加わって、華やかな浅草サンバカーニバルが出来上がっています。

 浅草が他のサンバイベントと違うところ・・・・・・
 まず一番にあげられるのは『テーマ』があることです。毎年各チームがテーマを決め、それぞれに工夫を凝らしてテーマに沿った曲を作り、全体の構成を練り、衣装を作り、振り付けを考えていきます。今年の仲見世バルバロスのテーマは『アート』でした。画家、色鉛筆、ヴィーナス、絵の具、胸像ほか、さまざまなアートをモチーフとする衣装を身に纏った380人が浅草の街をパレードしました。
 そして、『アレゴリア(山車)』。これも浅草でしかお目にかかれないもののひとつです。この一日のために、半年以上の期間を費やしてチームメンバーの手で製作されます。



今年はアレゴリア賞を受賞しました。額縁の中には名画と隠し絵が。みなさんは何種類の絵をご覧になれましたか? 詳細は……ただいま鋭意写真を整理中です。準備出来次第UPしますので、活動記録頁をお楽しみに!

 浅草にしかないものをもうひとつ紹介しましょう。『バイアーナ』というアーラ(ダンスグループ)です。本場ブラジルでは、チームに貢献してきた年長の女性で構成され、ブラジル・バイーアの地方の民族衣装をモチーフとした大きなスカートとくるくる回る振り付けが特徴的。仲見世バルバロスでは、チームのレギュラーメンバーではなく、当日のみの参加者を募っていますが、前年のリピーターですぐに定員に達してしまう人気のパート。今年のバイアーナは名画美術館。赤富士、モナリザ、ひまわり、睡蓮……16の名画がくるくる回りました。





↓は07年06年のバイアーナです。来年はどんなテーマ、どんな衣装になるのでしょうか? 今から楽しみです!


 2007年のテーマは『音楽』。CDをモチーフにした衣装のバイアーナ


 06年のテーマは『ゲーム』。ダーツをモチーフにした衣装のバイアーナ
 
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