2010年5月11日

B的重要無形文化財



先日東向島で行われた衣装作製会&相談会に行ってきました
上の写真は衣装相談会の相談役、さあん師匠の作品。cabeca(カベッサ)――ええと、頭飾りです


衣装作製会&相談会は、サンバダンサの勝負服=サンバ衣装を自分の手で作り上げることを目標にしていたり、今の衣装をもっとステキに、もっと着心地良くリメイクしたい、という仲見世バルバロス若手メンバーが集まって作業をしています

しかーし

サンバ衣装ってかな~り特殊なものだけに、型紙が新宿オカダヤに売っているわけもなく……写真のカベッサも、針金を細工し、石やブレード、スパンコールで飾り付けをし、そして羽扱い等々、作業工程は書ききれないほど多岐にわたるわけで。でも、バルバロスには、連綿と伝わる知識と技術を、バルバロス魂に則って惜しげもなく教えてくださる心強い先輩がいるのです


接着芯を張った色布を縫い代分残して切り、カーブに沿って切り込みを入れて……。師匠の手さばきを観ていると手早く美しい



でも自分でやってみるとそうはいかない(悩)の図


第1回浅草サンバカーニバルの前年、プレカーニバルが行われた1980年に浅草仲見世商店街から生まれたバルバロスは今年で30歳。衣装に関してだけでなく、アレゴリア、デザイン、そしてもちろん演奏やダンス他それぞれの分野で、これまでに積み重ねてきたノウハウを受け継ぐ“匠”――バルバロスの重要無形文化財的な方々が、たくさんいるのです。そしてそれがまた、こうやって次の世代へ繋がっていこうとしています





ううむ。



バルバロスは、愛あふれるサンバチームなのだなぁ



ということを再認識した衣装作製会だったのでした
 




じゃ、シーユー。


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